“大気不安定” 交通網が寸断 大雨で土砂崩れ 家屋倒壊も
社会|
06/25 18:42
台風2号は熱帯低気圧に変わりましたが、都内では今年一番の雨を観測、激しい雷雨となりました。
■大雨で土砂崩れ
家屋倒壊も
長崎県佐世保市内に建っていた空き家。屋根から崩れて倒壊しました。外壁はすっぽりなくなり、室内が見えるほどです。
佐世保市内では24時間雨量が130ミリを超えています。倒壊はこの大雨の影響とみられます。
周辺住民
「朝からびっくりした。なんでこうなったんでしょう」
長崎県内では土砂崩れも起き、交通網も寸断されます。
周辺住民
「家に(車が)突っ込んできたと思ったら、こんな状況でびっくり。音がすごかった」
台風2号は25日午前3時に熱帯低気圧に。その熱帯低気圧がもたらす湿った空気が梅雨前線に流れ込み、各地で不安定な天気となりました。
福島県郡山では道路が冠水しました。
三重県いなべ市内を流れる川。中州が見えなくなるほど川が増水。いなべ市では、平年6月ひと月分の4割にあたる雨量となりました。
小さな動物も子どもを連れて避難しているように見えます。東員町では川沿いの道路が崩落しました。
雨が続く岐阜。大垣市では観測史上1位の雨となりました。大垣市を流れる牧田川。日付が変わったころ見えていた中州。徐々に川の水位は上がり、夜明けごろにはすっかり見えなくなります。
■都内は今年一番の雨
農家は安堵
関東も激しい雷雨に…。
東京・杉並区の住宅街。地面に激しい雨が打ち付けます。猛暑の梅雨だった東京。2週間ぶりの本降りの雨となりました。
恵みの雨となった場所も…。千葉県八街市でトウモロコシを栽培する花嶋さん。
ハナシマ農園
花嶋祐希さん
「糖度17~18、かなり甘い。メロン以上、メロンは14~16度」
昼と夜の気温差がある八街。シャキシャキと甘みのあるフルーツコーンを育みます。
連日続いた“梅雨の猛暑”。久々の雨に胸をなで下ろします。
花嶋祐希さん
「雨が降ると非常に助かる。畑がカラカラで、水をかけようか考えていた」
ただ、午後になって関東の雨は局地的に強まります。各地で洪水警報が相次ぎます。梅雨前線に熱帯低気圧。さらにゲリラ雷雨も…。
■関東“激しい雷雨”
駐車場冠水も
梅雨のない北海道は危険な暑さです。真夏日に迫る北見。今年、北海道で一番の暑さです。
地元の人
「暑い。下からの照りあげがこたえる」
午後になって関東でさらに雨が強まります。埼玉や千葉では大雨洪水警報が相次ぎます。
千葉県流山ではコンビニの駐車場が冠水しました。
埼玉では梅雨前線や熱帯低気圧に加え、ゲリラ雷雨も…。
関東では不安定な天気が続き、引き続き警戒が必要です。