三井住友信託元部長に有罪判決 インサイダー取引の罪 東京地裁
社会|
07/04 14:59

インサイダー取引をした罪に問われている三井住友信託銀行の元部長の男に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
三井住友信託銀行の証券代行営業第二部の元部長・片山肇被告(55)は、2022年から去年にかけて未公開情報を基に株を約3200万円で買い付けた罪に問われています。
これまでの裁判で片山被告は起訴内容を認め、「老後資金として2000万円を貯蓄する計画を立てた」などと動機を述べていました。
東京地裁は今月4日の判決で「職務上の立場を悪用して利益を追求したもので、金融商品市場の公正性や健全性を損ない、一般投資家の信頼を失わせる悪質な犯行である」と指摘しました。
そのうえで片山被告に懲役2年、執行猶予4年、罰金200万、追徴金約6143万円の有罪判決を言い渡しました。