TOEIC替え玉受験 800人以上関与か 過去の受験生の無効処分も 運営の協会
社会|
07/08 14:33

英語能力検定「TOEIC」での替え玉受験事件を受け、試験を運営する団体は、この2年間で800人以上が今回の不正に関わったとみられると発表しました。
「TOEIC」の試験を巡っては、中国籍の京都大学大学院の男が都内の複数の会場で他人になりすまして受験しようとした疑いで逮捕されています。
この事件を受けて、「TOEIC」を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が調査した結果、おととし3月から今年6月までに男が不正行為に使用したとみられる住所や類似した住所で申し込みをしていた受験者を803人確認したということです。
これらの受験生は不正受験の可能性があるとして、過去の試験結果を無効にしたうえ、5年間受験資格を剥奪(はくだつ)するなどの対応をとっています。
協会は今後も不正受験の調査を進めるとともに、試験前の本人確認や携帯電話の電源が切れているかの確認を徹底していくなど、再発防止を図るとしています。