同僚のロッカーから現金を盗んだ疑いで警視庁下谷署の男性巡査部長（43）が書類送検されました。
　警視庁下谷署地域課の男性巡査部長は今年5月、署の更衣室のロッカーの中にあった同僚の財布から現金1000円を盗んだ疑いが持たれています。
　警視庁によりますと、男性巡査部長は同僚が施錠した後の鍵をロッカーの上に置いたのを見て犯行に及んでいたということです。
　同僚がロッカーに入れていた財布から現金が減っていることを不審に思い、カメラを設置したことで事件が発覚しました。
　男性巡査部長は1月から複数回にわたって複数の同僚のロッカーから現金を盗んでいたとみられていて、調べに対して「十数回で合わせて8万円ほどを盗んだ」という趣旨の話をしています。
　警視庁は男性巡査部長を窃盗の疑いで書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にしました。
　男性巡査部長は今月11日付で辞職しています。
　警視庁は「警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分しました。規律の保持を徹底し、都民・国民の皆様からの信頼確保に取り組んで参ります」としています。