現金16万円窃盗容疑の元巡査部長を不起訴 東京地検
社会|
07/11 20:24

現金を盗んだとして書類送検された警視庁新宿署の元巡査部長の男性について、東京地検は不起訴処分としました。
当時、警視庁新宿署の巡査部長だった男性(43)は2月、東京・新宿区の病院で80代男性が持っていた現金16万円を盗んだ疑いで書類送検されました。
警視庁によりますと、元巡査部長は新宿駅の近くで倒れて病院で手当てを受けていた男性の状況を聞き取る際に承諾を得て所持品を点検しましたが、封筒に入っていた現金16万円をポケットに入れて盗んだとみられています。
調べに対して元巡査部長は「経済的な不安があった」「魔が差してしまった」と容疑を認めていて、警視庁は懲戒免職処分にしています。
元巡査部長について東京地検は今月4日付で不起訴処分としました。
理由は明らかにしていません。