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性暴力「嫌がるそぶりなかった」 実の娘への準強姦罪に問われた父主張 富山地裁

社会

07/17 22:11


 富山県の自宅で2016年、当時高校生だった実の娘に性的暴行を加えた罪に問われている男が被告人質問で「嫌がるそぶりはなかった」と改めて無罪を主張しました。
 大門広治被告(54)は2016年、当時16歳だった娘の福山里帆さん(25)が拒絶できない状態にあったことに乗じて自宅で里帆さんに性的暴行を加えた罪に問われています。
 今月17日の被告人質問で、大門被告は弁護側から里帆さんとの性交渉の回数を聞かれると「8回ぐらい」と答えました。
 また、「子どもを保護しなければいけない立場にありながら、心と体を傷付けることになり、深く反省している」とも述べました。
 一方で、検察側の質問に対し、当時の里帆さんの様子について「嫌がるそぶりはなく、嫌だったら妻に話していたと思う」などと改めて無罪を主張しました。
 去年12月の初公判で大門被告は「性行為をしたことは間違いないが、しつけの範囲を超えた叱責(しっせき)はしていない」と無罪を主張しています。
 裁判は来月27日に結審する予定です。
 家族内の性暴力を巡っては、2017年の刑法改正で親などの監護者が18歳未満の子どもらに性的な行為を行うと暴行や脅迫を用いなくても厳しく処罰できる刑が新設されています。

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