「除染土」総理官邸に到着 全国初の再生利用が始まる
社会|
07/19 12:17
福島第一原発の事故に伴う除染作業で発生した「除染土」が総理官邸の敷地に搬入されました。
19日午前4時ごろ、福島県大熊町の中間貯蔵施設から除染土を積んだトラックが出発し、午前9時半前に総理官邸に到着しました。
運び込まれた除染土はおよそ2立方メートルで、縦横およそ2メートル、高さおよそ60センチに積み、その上に通常の土をかぶせ、表面には芝生を張ることを想定しています。
20日夕方までに作業を終えるということです。
除染土が再生利用されるのは全国で初めてになります。
保管されている除染土は、2045年3月までに福島県外で最終処分することが法律で決められていて、政府は再生利用を進める方針を示しています。