日本沿岸全域で若干の海面変動に注意 カムチャツカ半島付近の地震を受け 気象庁
社会|
08/01 19:43
先月30日、ロシアのカムチャツカ半島の近くであったマグニチュード8.7の地震の影響で、日本では今後1日程度は若干の海面変動が予想されるとして、気象庁は注意を呼び掛ける情報を出しました。
30日、カムチャツカ半島の近くでマグニチュード8.7の地震がありました。
これを受けて北海道や太平洋側の沿岸には津波警報、他の地域でも津波注意報が出され、岩手県の久慈港では最大となる1.3メートルの津波を観測しました。
31日、津波に関する警報と注意報はすべて解除になりましたが、気象庁は若干の海面変動に注意するよう呼び掛けていました。
その後、今月1日午後6時50分、気象庁は「今後もしばらく海面変動が続くと思われるので、海水浴や磯釣り等を行う際は注意して下さい」とする情報を出しました。
対象は日本列島の海に面したすべての地域です。
1日朝ごろから、太平洋を渡った津波が南米の沿岸で反射して日本付近に伝わり、引き続き、やや高い津波が観測されている地点があり、今後1日程度は海面変動が続くと考えられるということです。
このため、海に入っての作業や釣り、海水浴などに際しては十分な注意が必要としています。