東京19日ぶり真夏日「ノーマーク熱中症」に注意
社会|
07/08 19:19
19日ぶりに真夏日となった東京では熱中症で搬送される人が相次ぎました。今後、さらなる暑さが予想されるなか、専門家は「ノーマーク熱中症」に注意が必要だと指摘しています。
■「ノーマーク熱中症」危険性は
医師
「あしたからとっても暑くなります」
患者(80代)
「(最高気温)26℃くらい。ちょっと寒い」
これは7日、都内の訪問診療での一幕。
医師
「むしろ『私は寒がりよ』と言う人が気付いたら熱中症になりやすかったり」
医療の現場では、今年ならではの熱中症に警戒を高めています。
ひなた在宅クリニック山王
田代和馬院長
「急激に暑くなる日があると、気付かないうちに熱中症になっている。“ノーマーク熱中症”に注意している」
知らず知らずのうちに陥る“ノーマーク熱中症”。その要因は急激な気温上昇にあるといいます。
九州北部や近畿など西日本で梅雨明けが発表され、福岡県糸島市で36.3℃を記録するなど、全国10地点で猛暑日となりました。
梅雨明けした兵庫県では、早くも海水浴を楽しむ人の姿が…。
兵庫県内から来た人
「ほんまにめっちゃ海日和。楽しませてもらってます」
「海、最高!」
東京でも最高気温は30.4℃を記録。7日までと打って変わり、一気に夏の暑さが訪れています。
ひなた在宅クリニック山王
田代和馬院長
「比較的、涼しい日が6から7月と続いたので、まさか熱中症になると思わない人も多いので、そういった意味ではノーマーク熱中症のリスクが高いのでは。去年のように、梅雨のかなり早い時期から暑い日が続くと体の暑熱順化や気持ち的な警戒心も高まる」
まさに今の時期、注意が必要な理由が「暑さに体が慣れていない」という“体の油断”。さらに「まだエアコンを使わなくても大丈夫」という意識の油断。2つが重なっていることにあるといいます。
訪問診療を行う田代医師は室内でも“ノーマーク熱中症”になるリスクがあると警戒を促します。
ひなた在宅クリニック山王
田代和馬院長
「家でも日が差す時はカーテンで直射日光を遮る。エアコンをつけることがとても大切です。26から27℃ぐらいでつけっぱなしにしてもいい」
ひなた在宅クリニック山王
田代和馬院長
「室内で過ごしがちな人、汗をかかないような生活をしている人、高齢者。自覚と外的環境がうまく対応できないと、ノーマーク熱中症のリスクが高いのではと警戒している」
実際に8日、都内の別のクリニックでは急な暑さで熱中症患者の姿が…。
患者(50代)
「すごい急に体がうわーっと熱くなって、体温を測ると38.6℃とか」
患者(70代)
熱中症かなーと思ってじーっとしてて思い起こしたら、朝からビール飲んで、夕方ビール飲んで水を1杯も飲んでないと」
東京消防庁管内では8日、6人の熱中症患者が確認されました。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「ガラッとまた空気が変わって、熱中症の患者さんが増えた。ここから暑い日が連続すると熱中症患者がより増える」
ではこれからの季節、熱中症にならないための対策は…。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長
「汗をかくための入浴ですね。まず39℃から40℃ぐらいのお湯で体の全身を温めて血流を良くした後に、1℃ぐらい温度を上げると熱くなったと感じますよね。2段階入浴というか、まず入る。そして少し温度を上げることによって、ぶわっとちょっと汗が出てくると。これが本当に汗をかかなきゃいけなくなったときに汗をかく訓練になります」
さらに、食事の面では体に水をためる力がある牛乳やヨーグルトが効果的だといいます。
熱中症への警戒はこれからが本番です。







