帰省・出国ラッシュ ピークに “最大9連休”年末年始はじまる
社会|
12/28 18:33
28日から最大で9連休となる年末年始の休みが始まりました。年末寒波の影響で日本海側を中心に大雪となるなか、帰省ラッシュ・出国ラッシュはピークを迎えました。
■帰省・出国ラッシュ
ピークに
2024年も残すところあと3日。上野・アメ横では年末商戦が熱を帯び…。成田山では、恒例のお焚(た)き上げの炎が上がりました。
各地で慌ただしさが増すなか、ピークを迎えていたのは年末年始を海外で過ごす人たちの出国ラッシュです。
インドへ行く人
「インドに行きます。タージマハル行ったり、トラを見たり、ゾウに乗ったりします」
バリ島へ行く人
「バリに行く。プール行ったり、ホテルいっぱい泊まっておいしいごはん食べる」
最大で9連休となるせいか、28日だけで羽田空港と成田空港合わせておよそ9万人が海外に出国するということです。一方、国内線下りのピークは日本航空が28日、全日空が31日となっています。
鉄道では帰省ラッシュによる混雑…だけではなさそうです。JR岡山駅の新幹線乗り場は、列車の遅延の影響で改札口周辺もかなり混雑しています。
岡山から東京へ行く人(高校教師)
「学校の部活動で(東京へ)演奏に行きます。ちょっとびっくりしました。まさか遅れているとは思わなかったので、ここへ来て初めて知って」
JR西日本によりますと、山陽新幹線は沿線火災の影響で28日午前7時ごろからおよそ1時間、一部区間で運転を見合わせ。影響は一時、新大阪-広島間に及び、駅は指定席の変更を求める人などで混雑しました。
アナウンス
「のぞみは満席に近い状態となっております。列車の変更は致しかねる可能性がございます」
大阪から東京へ行く人
「品川に12時までに着きたかった。ちょっと表示すら出てこないので、何時間遅れるのか分からないな」
広島から大阪へ行く人
「何とか帰りたいですけども、JRさん次第ですね。本当に。頑張ってほしいです」
東海道・山陽新幹線の下りは28日が混雑のピークで、東北などJR東日本の新幹線は30日がピークだということです。
■“年末寒波”今季最大の積雪も
子どもたちにとっては楽しみな雪ですが、積雪が90センチを超えた青森市では28日、2年ぶりに豪雪対策本部が設置されました。
年末寒波の影響で、北日本や東日本では今シーズン最大の積雪となりました。
雪かきをする男性
「(Q.12月でここまで降るのは珍しい?)そうだな、めずらしいのう。地球も変わったよ。変わった」
「(Q.こんなに降ると大変?)大変だのう。74歳、老骨にむち打って頑張ってる」
高速道路の下りも28日が混雑のピークで、雪や風が強まることで交通機関に影響が出る可能性もあります。
また、雪によるスリップや、走行中に屋根の雪がフロントガラスに落ちてくるなど思わぬアクシデントに注意が必要です。
午前中は九州や四国でも雪が降り、鹿児島の桜島も雪化粧です。愛媛県久万高原町では1センチの積雪が観測されました。
訪れた人
「(雪を)あんまり見る機会がないので、すごくきれいやなって思います」
巳(み)年となる2025年。干支(えと)の引き継ぎ式が行われた動物園では来年も長蛇の列が期待されます。