高2女子生徒が教師との関係に悩み自ら命絶つ 学校は問題共有せず 第三者委調査
社会|
01/22 23:43
千葉県の教育委員会は、高校2年の女子生徒が授業を巡って教師との関係に悩んだ末に自殺したとする第三者委員会による調査結果を公表しました。
千葉県教育委員会
冨塚昌子教育長
「生徒の命を守る態勢が取れなかったことは、まさに痛恨の極みです」
千葉県の高校に通っていた当時2年の女子生徒がおととし10月に自殺したことを受け、千葉県教育委員会は第三者委員会を設置して調査していました。
調査結果によりますと、女子生徒が自殺前に書いていたいじめに関するアンケートで、英語の教師が授業中に生徒を侮辱したり、立たせ続けたりすることについて抗議していました。
また、このアンケートも含めて「皆の前で恥ずかしい思いをするので英語の授業に出たくない」「死んでやろうかとおもった」といった内容を学校側に少なくとも3回伝えていました。
しかし、学校側は問題を共有せずに対応をしなかったということです。
教育委員会は英語の教師ら4人を減給の懲戒処分とすることを発表しました。
厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556