埼玉県八潮市の道路陥没事故で、下水道管内に残されていたトラックの運転席部分が引き上げられました。
　八潮市の道路陥没事故では、発生から3カ月以上経った今月2日に転落したトラックの運転席部分に取り残されていた運転手の男性（74）が発見されましたが、その場で死亡が確認されました。
　男性に目立った外傷はなかったということです。
　トラックの荷台部分は発生翌日に引き上げられていましたが、運転席部分は下水道管内に残っていて、16日午前7時ごろから引き上げが始まり、午前8時半ごろに、引き上げが完了しました。
　現場ではブルーシートに包まれた状態で運び出された姿が確認できました。
　県によりますと、運転席部分が残っているとみられる場所に向け地上から垂直方向に掘っていた穴から引き上げを行ったということです。
　引き上げられた運転席部分は今後、警察などが保存状態を詳しく調べる方針です。