18日、三重県の新名神高速道路で車が逆走し、他の車を巻き込む事故を起こしたうえ、逃げています。ANNでは事故の映像を入手し、被害者から話を聞くことができました。 ■避けようとして複数台事故
　4人けが
　後ろから衝突された車は激しく揺れています。ドライブレコーダーに記録された映像には、車内の叫び声が残されていました。
　18日午前11時ごろ、三重県の新名神高速道路の下り、鈴鹿トンネル付近で車4台が絡む追突事故が起きました。
　女性4人が軽いけがをしましたが、冒頭のドライブレコーダーの映像には、事故の発端が記録されていました。原因はこの青い車。逆走車でした。
　青い車が正面から逆走してきます。白い車にぶつかると、スピードを上げて走り去りました。逆走車を拡大すると、雨でもないのにワイパーが動いています。
　追突事故は、逆走車を避けるためにスピードを落とした車の列に後続車がぶつかったことが原因でした。
　ANNでは、衝突された車に乗っていた人に電話で話を聞くことができました。 「1人の方は脊髄（せきずい）の方を軽く損傷したので、入院になっている」
　週末、4人で旅行に来ていた女性たちは、この事故で楽しい旅行が台無しになったと話します。事故当時、何が起きていたのでしょうか。 「覆面のパトカーが止まっているなみたいな感じで話をしていたら、その覆面の前からブルーの車がこっちを向いて来たので、ええと思ってたいら、逆走して走ってきて、追い越し車線を走っている車にぶつかりながら、自分たちの車の方に向かってきたので、運転手の子が左に避けた」
　追突された後の映像です。赤い車がゆっくりと進むと、警察官らしき人物が駆け寄ります。青い車がどこから逆走してきたのか、女性がいう覆面パトカーがなぜここにいたのか、理由は分かっていません。
　逆走車に遭遇した別の車のドライブレコーダーの映像です。
　撮影者によると、事故現場から100メートルほど手前を走っていた際に、逆走車とすれ違ったといいます。
　
　逆走車はその後、名古屋方面に進んだとみられます。 ■ギリギリかわし「当たっていたら死んでる」
　突然、猛スピードで現れた逆走車に驚く声。逆走車はややカーブを描くように走っていきました。
　さらに、別の車のドライブレコーダーにも映っていました。逆走車が今度は走行車線から現れました。
　車に乗っていた夫婦はアウトレットに向かう道で逆走車に遭遇したといいます。 「左側に助手席に旦那がいたので、事故が起きていたら、旦那のほうが危なかった。今になったらだいぶ怖いです」 「（逆走車に）当たっていたら、確実に死んでるなという恐怖心はやっぱりあります」 「気付いたらもう近くに（逆走車が）いたという感じ」
　逆走車は逃走していて、今も行方は分かっていません。 （「グッド！モーニング」2025年5月19日放送分より）