“火事場泥棒”警視庁捜査1課警部を再逮捕 別の現場からも現金290万円を盗んだか
社会|
06/04 18:29

火事の現場から現金などを盗んだとして警視庁捜査1課警部の男が逮捕された事件で、警視庁は都内の別の現場でも現金およそ290万円を盗んだとして男を再逮捕しました。
警視庁捜査1課火災犯の係長で警部の政野亮二容疑者(51)は去年1月、港区赤坂の火事の現場から現金およそ290万円を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁によりますと、政野容疑者は現場で火事の原因を調べる作業を行う際に、焼け跡などから現金およそ290万円の札束などを見つけ、隙を見てズボンのポケットに入れたとみられています。
取り調べに対し「このようなことをしてしまい申し訳ないと思っている。ただただ謝り、盗んだ金を弁済したい」と容疑を認めています。
政野容疑者は今年1月、江東区の現場から現金1000円を盗んだほか、2022年には渋谷区の現場から現金およそ300万円を盗んだ疑いで先月、逮捕されていました。
取り調べに対して、2022年から今年にかけて、これらの事件を含むおよそ10件、合わせて900万円以上の現金を火災現場から盗んだという趣旨の話をしているということです。
警視庁は「捜査で全容解明をし、厳正に対処します」としています。