止めた車“持ち去られる” 窃盗被害“受理されない”ワケ
社会|
06/04 18:05
止めておいた車が何者かにクレーンで持ち去られましたが、窃盗事件にはならないといいます。一体なぜ。
車の持ち主
「車はここに置いてあったんですよ、玄関の前に。車をクレーン付きトラックに積んで向こうの方に走っていくのが近くの防犯カメラに映っていた」
自分の車を持ち去られたと訴える男性。防犯カメラには男性が話すように白昼堂々と住宅街でクレーンを搭載したトラックが車を積んで運んでいく様子が残されています。
「真っ昼間から車を積み込んでいくというのは自分でも驚きました」
自宅にトラックに乗ってやってきたのは男女2人組。車の持ち主が不在だったため対応したのは父親(90代)で、認知症を抱えています。
状況を理解しないまま父親が1万円を受け取ると、2人組は車をトラックに載せて運んでいきました。
帰宅後、車がなくなっていることに気付いた持ち主の男性は警察に相談。ところが「窃盗事件として被害届の受理はできない」と説明されたといいます。
父親が売買として成り立つやり取りをしているというのです。
「高齢の父親を適当にあしらって。窃盗に近いものがあると思います」