梅雨前線の影響で、九州で大雨となっています。九州北部では線状降水帯が発生し災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。現在の大雨の状況について、大分から報告です。
　（江藤祐介アナウンサー報告）
　大分県日田市の中心部を流れる三隈川です。川から少し高い宿泊施設から伝えします。
　こちらの三隈川ですが、かなり水かさが増しています。
　水は茶色く濁り、木くず、そして時折、大きな枝も一緒になって流れてきています。
　今後、降り続くと心配だという地元の人の声も聞かれました。
　雨は10日朝から強まったり弱まったりを繰り返していて、今はかなり弱くなっていますが、やむことはなく降り続いている状況です。
　午前11時前までの24時間降水量は日田市椿ケ鼻で149ミリ、中津市耶馬渓で138.5ミリなどとなっています。
　また、1時間降水量は多い所で北部と西部で50ミリ、中部で40ミリ、南部30ミリと予想されています。
　大分県内では現在、日田市、中津市、玖珠町で、合わせて1万9000世帯余りに警戒レベル4の避難指示が出ています。
　大分県内では11日朝までの24時間に多い所で180ミリの雨が予想されていて、気象台が警戒を呼び掛けています。