特殊詐欺を巡り、窃盗の罪に問われている犯罪グループ「JPドラゴン」ナンバー3の幹部の男に東京地裁は懲役3年6カ月の有罪判決を言い渡しました。
　JPドラゴンの幹部・小山智広被告（51）は2019年、警察官などになりすまし、50代女性からキャッシュカードを盗んで現金約72万円を引き出した罪に問われています。
　これまでの裁判で小山被告は起訴内容を認めていました。
　今月29日の判決で東京地裁は「組織的に行われた非常に悪質な犯行」「被告人は班のリーダーとして指示をするなど重要な役割だった」と指摘しました。
　一方で、反省の弁を述べていることや被害者に全額賠償していることなどを踏まえ、小山被告に懲役3年6カ月の有罪判決を言い渡しました。