山梨の山火事 発生から1週間以上経ってほぼ消し止められる けが人や住宅への延焼なし
社会|
01/27 16:30
山梨県で起きていた山火事は1週間以上経った27日、ほぼ消し止められました。東京ドーム9個分の山が焼けたということです。
警察などによりますと、18日午後1時すぎ、甲府市と笛吹市にまたがる大蔵経寺山の山頂の北側から出火し、尾根を挟んで甲府市側と笛吹市側にそれぞれ広がりました。
東京消防庁や自衛隊、群馬県、静岡県などのヘリコプターが麓から煙や炎が確認されなくなった23日まで上空から放水しました。
その後も消防隊員や消防団員が山に入り、枯れ葉の下などの消火活動にあたり、山火事発生から1週間以上が経った27日昼すぎ、ようやくほぼ消し止められました。
この火事で43ヘクタール、東京ドーム9個分の山が焼けたということです。
けが人はおらず、住宅への延焼もありませんでした。
大蔵経地山では過去にも繰り返し火事が起きていて、長崎幸太郎知事は21日の定例会見で「今後の山火事に備え、住宅などに延焼の危険が迫った際の避難経路や避難先を、各市町村と再確認する」と話しています。