元大阪地検トップ性的暴行事件 女性検事側が厳正な捜査求める署名を法務省などに提出
社会|
01/27 23:40
元大阪地検トップが女性検事に性的暴行を加えた罪に問われている事件で、女性の支援者らが厳正な捜査と真相解明を求める署名を法務省や最高検などに提出しました。
大阪地検の検事正だった北川健太郎被告(65)は2018年9月、部下の女性検事に性的暴行をした罪に問われ、初公判で起訴内容を認めましたが、その後、無罪主張に転じました。
この事件を巡っては、女性検事を中傷したなどとして、副検事が告訴・告発もされています。
女性の支援者らが北川被告や副検事への厳正な捜査や処罰を求めたオンライン署名はおよそ5万9000筆に上り、27日に法務省や最高検、大阪高検に提出されました。
被害者の女性検事
「検事正の性犯罪被害により、尊厳を踏みにじられ同僚の副検事のセカンドレイプにより、プライバシーや名誉を傷付けられ、被害者を守るべき検察組織からないがしろにされ、孤立させられ、今ここにいます。私は検事だから、色々知識もあって、戦うスピリッツもあって、ここまでやってきたけど、それでももうボロボロなんです」
そのうえで女性検事は「検察組織は誤った組織防衛や保身に走らず、職員を正しく守ってほしい」と涙ながらに訴えました。