タイヤ2本“同時脱輪” 5人負傷…“また左側”なぜ?
社会|
04/11 18:20
走行中のトラックのタイヤが同時に2本外れ、5人がけが。外れたのは、また左側のタイヤでした。
やや後ろが沈んだダンプカー、警察官、そして、外れたタイヤが見えます。タイヤは2本。車体は左に傾いています。
年間140件を超えるという脱輪事故。外れたタイヤは制御が効きません。飛び跳ねながらこちらに向かってくるタイヤ。中国では外れたタイヤから火が出たことも…。
外れたタイヤが、もし人を直撃すれば…。
国交省の実験映像。人体に見立てた人形は、ひとたまりもありません。事実、タイヤに直撃された歩行者や対向車のドライバーが死亡する事故も起きています。
外れるタイヤは9割以上が「左の後輪」だといいます。
群馬県で外れた2本も左の後輪。北海道でも左後輪。
日本は左側通行で、排水のため道路が左に傾斜していることから左側のタイヤに負荷が掛かっている。脱輪が左側に多い理由を専門家は、そう分析しています。
11日朝、宇都宮市で起きた脱輪事故も、外れたのは2本とも左側の後輪でした。ホイールを車体に固定するハブボルトが折れていたことが外れた原因だということです。