川崎遺体遺棄事件 捜査の最新情報は
社会|
05/04 18:02
川崎市で女性の遺体が遺棄された事件で、警察がストーカー事案ではなく、元交際相手の男によるDV=ドメスティックバイオレンスが疑われる事案として認識していたことが分かりました。捜査の最新情報について報告です。
(社会部・小古山拓矢記者報告)
遺体で発見された岡崎彩咲陽さんですが、その身体の一部は焼かれていました。
警察は遺体発見後、白井秀征容疑者の自宅の現場検証をしていますが、捜査関係者によると、室内では何かを焼いた形跡は確認できなかった、つまり、岡崎さんは別の場所で焼かれた可能性があることが分かりました。
そしてSOSを求めていた岡崎さんへの警察の対応についてですが、去年6月、岡崎さんから「彼氏とケンカした」という通報を含めた、すべての通報について、川崎臨港署から、警察本部の人身安全対策課に報告が上がっていました。
しかし、いずれも「DVが疑われる事案」としての扱いだったことも捜査関係者への取材で分かっています。
相談者の死亡という最悪の結果を受けて、警察は、引き続き対応が適切だったのか検証を迫られることになりそうです。