5日朝、長野県飯山市の千曲川河川敷でクマ1頭が駆除されました。胸などに傷を負っていて、先月3人を襲ったクマと同一の個体とみられています。
　クマが駆除されたのは長野県飯山市の木島ヘリポートから北へ約500メートルの場所にある千曲川の中洲です。
　関係者によりますと、今月5日午前5時すぎ、猟友会がドローンによる捜索をしていたところ、クマ1頭が見つかり、猟友会約10人で取り囲み、捕獲・駆除しました。
　クマは雄の成獣で体重約115キロ、足の大きさは10から11センチあり、先月9日、市内で男女3人を襲ったクマと特徴が一致しているということです。
　胸のあたりに直線の傷痕が7から8本付いていて、住宅に侵入した際に付いた傷とみられます。
　捕獲された場所は現場から約1キロほど離れています。
　県は3人を襲ったクマの血痕とDNAが一致するか調べることにしています。