「親が教育熱心だと子が…」東大前“切り付け”動機供述
社会|
05/09 18:06
東大という名前が犯行の理由でした。東大前駅での大学生切り付け事件で、黙秘していた男が供述を始めました。
■「親が教育熱心だと子が…」
戸田佳孝容疑者(43)の供述
「東大を目指す教育熱心な世間の親たちに、あまりに度が過ぎると子どもがグレて私のように犯罪を犯すということを世間に示したかった」
これが戸田容疑者が語った犯行の動機です。
現場となった「東大前駅」は名前の通り、東京大学本郷キャンパスの最寄駅の一つ。
戸田佳孝容疑者の供述
「名前に東大と付いており、世間の人たちが教育虐待を連想しやすいと思ったから(ここを選んだ)」
教育過熱を動機に挙げる戸田容疑者…。
戸田佳孝容疑者の供述
「中学時代に親から教育虐待を受けた。教育熱心な親のせいで不登校になり、苦労した」
長野県生坂村にある自宅は窓が開け放たれ、ごみとも家財道具とも判別しがたいものが庭先に放置されていました。
自宅の近所の人
「大工さんとかそういう関係ですかと聞いたら、そういう仕事の資格は大抵持っていますと…。そこそこインテリなんだろうと思った」
「(Q.一人暮らし?)そうそうそう。外で草刈っていたり」
「話もしたことがある。(会話は)草が伸びて困るとか」
「(Q.どういった印象?)考えられない」
切り付けられのは20歳の大学3年生。戸田容疑者とは何の面識もありませんでした。
戸田佳孝容疑者の供述
「この男性を襲った理由は特にない。たまたま、この男性が近くにいたので狙いました。世間に自分の考えを示すことができれば、相手が死んでも死ななくてもどちらでも良かった」