国道で繰り返されたあおり運転。9日、事態が動きました。 ■“あおり男”逮捕
　威嚇も？
　3月、千葉県富里市の国道を走るドライブレコーダーの映像。
　左車線にいた軽自動車が突然、右に車線変更すると、目の前で急停止。危うく衝突しそうに。
　運転手は左へ車線変更して軽自動車を追い抜きますが、今度は右から割り込んで急停止。ここでも運転手は何とか衝突を避けました。
　その後、軽自動車は左車線へ。赤信号で止まります。これで終わりかと思いきや…。 運転手 「何なんだ…」
　車体を真横にして止まり、運転手の行く手を遮りました。男がにらみ付けているようにも見えます。
　軽自動車は進行方向に向き直して再び走り始めましたが、交差点の真ん中で、また急停止。さらに威嚇でしょうか、バックしてきました。
　ハザードをつけたまま加速していく軽自動車。ようやく難を逃れたと思ったのも、つかの間。Uターンしての瞬間、逆走しながら向かってきました。
　約300メートルにわたって繰り返された、あおり運転。警察はこの軽自動車を運転していた三井洋一容疑者（49）を道路交通法違反の疑いで逮捕し、9日に送検しました。
　三井容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しています。