乗客“困惑”「降りられない」 航空機が工事現場に“誤進入”
社会|
05/23 18:25
着陸直後、誤って工事中の誘導路に侵入した全日空の航空機は、動けない状態が続いています。航空機で何があったのか、乗客に話を聞くことができました。
立ち往生した航空機の乗客
「突然止まったので、止まった衝撃はあったけど特に大きな音とかはなかった。ほぼ満席だったので、(乗客は)結構いたと思う」
「早く出たかったけど」
22日夜、新千歳空港発の全日空機が広島空港に着陸。駐機場に向かう途中に間違って工事中の誘導路に進入し、動けなくなりました。
その後、機内では。
機内アナウンス
「本日は、大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんでした。途中、駐機場ですので、足元お気を付け下さい。地上交通に関しましては今手配をしておりますので、改めて到着ロビーでご案内させていただきます」
動けなくなっておよそ1時間半後、乗客乗員132人は全員航空機から降り、歩いてターミナルに向かいました。
立ち往生した航空機の乗客
「急ブレーキの音で、前にのめる感じで(止まった)」
航空機は、工事現場周辺に設置されたライトの台座のコンクリートを乗り越えて停止したということです。
一夜明け、現在も航空機はその場から動いていません。
全日空
広報
「現状では、航空機を移動させる牽引(けんいん)車を取り付けることができないため、キズが入ってしまった航空機のタイヤを交換して、機体が動かせるか確認している」
問題の航空機は誘導路に残ったままの状況ですが、他の便はほぼ通常通り運行しています。