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仕事始めの前に…大谷翔平も体験 パリ金メダリストが「目標達成」研修

スポーツ

01/05 18:52


 大谷翔平選手が高校時代に体験した目標達成のための研修の進化版をパリオリンピック男子体操の2人の金メダリストが受けました。講師の方に今年の目標達成の秘訣を聞きました。 パリ五輪
 体操男子代表
 岡慎之助選手 「オリンピック4連覇を達成することです」
 廃れた名門と揶揄(やゆ)されたチームはどのように復活を成し遂げたのか。脱却のため取り組んだ教育改革の舞台裏に密着しました。
 年末、パリオリンピックの体操男子で3冠を達成した選手らも参加して行われていたのは「目標達成」のための研修プログラム。
 講義をしているのは人材教育コンサルティング「アチーブメント」の嶌村さん。
 実はドジャース・大谷翔平選手も高校生の時には、この嶌村さんの研修を受けていました。 アチーブメント
 嶌村武男講師 「『大谷さん、将来の夢は?』と聞いたら『僕はメジャーリーガーになります』。“なりたい”でもすごいと思うんですけど、“なります”と語尾を断定形で伝えられること、これも決めている人の特徴だなと思いました」
 この研修を徳洲会体操クラブでスタートさせたのは米田功監督です。監督に就任した2013年当時、チームは“どん底”の状態でした。これまで多くの代表選手を輩出してきた名門チーム。しかし、2016年のリオオリンピックではついに0人に…。
 一流アスリートは技術の差はほとんどないのに何が違うのか。 徳洲会体操クラブ
 米田功監督 「自分の頭の中を整理すること。なぜ金メダルを自分は取らなきゃいけないのか、自分がやるべきことが見えてくるというのが一番大事なことかなと」
 研修では、アスリートが目標を達成するための「考え方」や「コミュニケーション」を磨くプログラムもあります。
 5人1チームに分かれ、それぞれに5枚のカードが配られました。
 リーダーだけにゴールが書かれた紙が配られていて、それ以外のメンバーには何をしたらいいのか伝えられていません。メンバーのやりとりは付箋のみ。言葉を発してはいけません。
 リーダー・杉野選手のチーム。リーダーは付箋に次々と支持を書いていき、一丸となりゴールを目指しています。
 一方、リーダー・岡選手のチーム。リーダーはしばらくカードを見つめて何をすべきか悩んでいるようです。 アチーブメント
 嶌村武男講師 「(Q.ゴールがどこにあるか分かってやっていた人はどれくらいいるか?) 岡選手 「ほんまに理解できひんかった」 嶌村講師 「岡選手はゴールを分かっていた?」 岡選手 「分かりませんでした」
 岡選手チームの付箋でのやりとりを見てみると…。 付箋でのやりとり 「D→B、ルールが分かりません」 「B→D、僕もです」
 リーダーに対して厳しい一言も…。 選手 「(ゴールを)書いてるやん」 岡選手 「アホなだけやった」
 研修を終えた金メダリストたちは…。 パリ五輪
 体操男子日本代表
 杉野正尭選手 「練習して何が良かったのか、何がダメだったのか、自分の目標は何なのかということを本当に明確にできる」 パリ五輪
 体操男子代表
 岡慎之助選手 「まずは目標を明確化することと、願望。(五輪)4連覇。4大会出場して全部、金メダル取りたい。最終的なゴールは目標としてある」
 6日から仕事始めという人も多いと思いますが、2025年、私たちが目標を達成するためには何が必要なのでしょうか。 アチーブメント
 嶌村武男講師 「燃えるような願望だと思う。年始にあたって、私はこんな私でありたいと。誰のために、何のために、なぜということを明確に」

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