最後の旅立ちは星空で! デザイン力で霊柩車シェア№1 ~ふるさとWish大野城市~

これが霊柩車の内装?!細やかなニーズに応えられるところがTRGの強みです

交通の便に恵まれ、福岡市のベッドタウンとしても人気の高い福岡県大野城市。2019年7月23日(火)に放送されたKBCの情報番組「アサデス。」の人気コーナー「アサデス。旅行社」では、そんな大野城市に“旅立ちをエスコートする”トップ企業があると聞き、調査に向かいました。

現代は“目立たない”“コンパクト”がキーワード

近年、見た目は普通の車だけれど、中に霊柩車の機能を備えた霊柩車が増えているそう

リポーターのボビーはアイタカーに乗って大野城市に向かい、市民に聞き込みをします。しかし、どの市民に聞いても、皆さん口をそろえて「わからない」と言うばかり。

手掛かりがなく困り果てたボビーに、遂にスタッフから「 “乗り物”を作っている会社です」とヒントが。ボビーは、“乗り物”つながりで、目の前にあったスーパーオートバックスのスタッフさんに尋ねてみることに。すると有力情報が!「うちの裏に、旅立ちを代表した車を作っている企業があります」と教えてもらい、向かったのは「TRG」という会社。

「TRG」を訪れ、社員の崎田 邦洋さんにお話しを聞きました。この会社は、人生最後の“旅立ちをエスコートする”霊柩車を製造・販売。単に製造だけでなく、デザインから手掛けているといいます。

以前は、社(やしろ)のようなものがついた宮型霊柩車が主流でしたが、「目立ちすぎる」という声が多くなり、時代の移り変わりとともに減少。現在はワゴンなど、一見すると霊柩車には見えない外装の車の中を改造し、霊柩車としての機能を備えた車が主流に。アルファードやハイエースなど、さまざまな車種の霊柩車を作っているといいます。「車体を伸ばさない、よりコンパクトにというのを心がけている」と崎田さんはいいます。また、斎場の運転手に女性が増えており、大きい車を運転するのが大変というニーズも増えてきているとか。

外装はシンプルだけど、車内にはこだわりがいっぱい!

「好きだった色で送りたい」という要望に応えた内装。光の色がさまざまに変わる

現代のニーズに応えた霊柩車を数多く手がけているTRGですが、他にもさまざまなカスタマイズが可能だといいます。例えば、「星空をモチーフにした内装にしてほしい」というオーダーには車内の天井に星を散りばめたようなデザインを施したり、「好きだった色で送り出したい」というオーダーには、車内のライトの色を変えられるようにしたりするなど、デザイン力や技術力で他社との差別化を図っているのです。

 助手席の座席を外すという斬新なアイデアで、軽自動車の霊柩車を実現!

また内装デザインだけでなく、現代ならではの“車種”のニーズもあるそう。最近需要が多いのは、何と軽自動車の霊柩車だとか。助手席と後部座席を外してレールを敷き、棺を入れられるよう工夫。「小回りのきく車体なので、都会の複雑な道や街から離れた山間部のご遺族様のところに便利」と、好評だといいます。

技術力の礎は、なんとカスタムオープンカー!

その優れた技術力とデザイン力は業界トップを走るというTRGですが、実は、最初は霊柩車をつくる会社ではなかったそう。「もとは、主にオープンカーやレジャーカーをつくる会社だった」と語る崎田さん。創業当初はカスタムオープンカーの先駆けとして、業界で技術力を買われていたといいます。なんと、ドラマ「西部警察」で石原裕次郎さんが乗った日産・ガゼールのオープンカーを手がけたのがTRGだったというから驚き。「当時は、有名人のオープンカーを何台も手掛けたとオーナーから聞いています」と崎田さん。「オープンカーは、車体をカットするので補強の入れ方などで改造が難しい車。そこで培った補強のノウハウを応用して、今度は霊柩車を作っていった」とも教えてくれました。

ちなみに、要望に応えてウルトラ警備隊の車のレプリカを制作したこともあるといいます。このようなニーズに応えすぎる姿勢に、今では全国から多くの依頼が集まってきているのだそうです。

車体を切ったり伸ばしたりする技術があったからこそ、霊柩車のニーズが増えた時に霊柩車をつくることで更に会社を発展させることができたTRG。車をカスタマイズしたいという方は、ぜひ一度、大野城市のTRGで相談してみては?


■TRG
住所:福岡県大野城市御笠川5-3-15
TEL:092-587-0236

※TRGの崎田さんの崎はたつさき

※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。

TRG

住所:福岡県大野城市御笠川5-3-15

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