イスラエル軍「イラン最大のウラン濃縮施設を攻撃」「作戦は始まったばかりだ」
国際|
06/14 01:53

イスラエル軍はイラン最大のウラン濃縮施設を攻撃し、主要部分に「著しい損傷を与えた」と発表しました。
イスラエル軍は13日、イラン中部ナタンズにあるイラン最大のウラン濃縮施設を空爆し、地下部分や重要インフラを攻撃したと発表しました。
「イランが核兵器の開発計画を推し進めるために使用していた施設だ。今後は使用できないよう著しい損害を与えた」と主張しています。
この施設では攻撃を防ぐため、核兵器に必要な高濃縮ウランを製造する遠心分離機などの主要部分は地下にあったということです。
イラン国営メディアによりますと、イスラエル軍はこの施設に複数回攻撃したということです。
IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長はイラン当局から「放射線量の上昇は確認されていない」と報告を受けたと明かしました。
イスラエル軍は「作戦は始まったばかりだ」としていて、イランの核兵器開発能力の根絶に向けて攻撃がさらに激化する恐れもあります。