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“公私混同”批判の軍事パレードに歴代の戦闘機・戦車 トランプ大統領の誕生日祝う?

国際

06/15 23:30

アメリカで行われた軍事パレード。陸軍創設250年を記念したものですが、会場では、同じ日に誕生日を迎えたトランプ大統領を祝う声も上がり、「公私混同」だと批判の声が強まっています。 ■歴代の戦闘機&戦車がパレードに 「ドナルド・トランプ大統領、メラニア夫人の入場です」 首都ワシントンで行われた大規模な軍事パレード。この日は、トランプ大統領の79歳の誕生日でもあります。 CNNも現場から生中継で伝えました。 (CNN記者)「陸軍創設250年記念式典は以前から企画されていましたが、前代未聞の大規模なパレードを希望したのはトランプ氏本人です」 「ご来場のみなさま、パレードの始まりです」 陸軍創設250年を記念する軍事パレード。最初は「アメリカ独立戦争」の衣装をまとった部隊の行進から始まり、南北戦争や2度の世界大戦など、時代に区切って陸軍の歴史が紹介されました。 パレードには兵士約6700人…主力戦車「エイブラムス」などの車両約150台や攻撃ヘリコプター「アパッチ」など航空機約50機が動員されました。 アメリカの安全保障に詳しい小谷教授は… (明海大学
 小谷哲男教授)「これが爆撃機のミッチェル、これが戦闘機のマスタングですね。第2次世界対戦の時の米陸軍の代表的な爆撃機と戦闘機です。零戦と戦ったこともあると思います」 「これも第2次世界大戦の時に使っていた陸軍の戦車シャーマンです。これはもう世界の戦車のモデルになったと言われているようなもので、これをモデルにいろんな国が戦車を開発していたんですね。」 「来年の7月4日、2026年の7月4日が独立宣言が出されて250年になる。トランプ大統領はこの日(独立記念日)を祝おうとしている。1年かけてこの250年を祝おうとしていて、自分が250年のアメリカの歴史の中でもっとも偉大な大統領であると、示すための一歩としてこの陸軍創設の250年を利用したと。」 首都で軍のパレードが開かれるのは湾岸戦争の勝利を祝った1991年以来、34年ぶりとなります。 (トランプ大統領)「他の国はどこも勝利を祝っている。アメリカもそうして良いはずだ。アメリカは世界で最も魅力的だ。まもなくかつてないほど偉大で強靭になる」 パレードの費用は最大で4500万ドル、約64億円に上る見通しです。 陸軍は「トランプ大統領の誕生日を祝う予定はない」としていましたが、会場でバースデーソングの合唱が起こるなど、公私混同との批判を受けかねないものでした。 (バンス副大統領)「きょうは陸軍はもちろんトランプ大統領の誕生日でもあります。大統領閣下、おめでとうございます。」 軍事パレードが行われた会場から約2kmの場所では… ■「王様は いらない」 全米500万人デモ (箕輪適記者)「トランプ政権を批判する集会が開かれています。そのすぐ近くで20人以上の警察官が集まって警戒しています」 「ノー・キングス!ノー・キングス!」 「ノー・キングス」=「王様はいらない」と題したトランプ大統領に抗議するデモ。 主催者によると全米2100カ所以上、少なくとも500万人が参加したといいます。 フィラデルフィアの集会には、公民権運動を率いたキング牧師の息子も参加しました。 (キング牧師の息子 マーティン・ルーサー・キング3世)「我々は独立記念館のそばに集い、宣言しよう。私たち国民は今も民主主義を信じていると。」 ■デモ制圧に “催涙ガス” 「暗殺」事件も 移民政策への抗議が続くロサンゼルスでは、警察が催涙ガス弾などで、デモ隊を制圧する事態になりました。 (CNNマイケル・ヨシダ記者)「この地域は―、おそらく閃光弾の音でしょう。ここには30分ほど前からデモ参加者が集まっていて、あちらには保安官事務所があり―、また閃光弾でしょうか、何らかのガス弾も群衆に向けて発射しています。デモ参加者が蹴り返したり、投げ返しているため、刺激性のガスがこちらまで流れてきています」 さらに… (CNN)「速報です。ミネソタ州で銃撃事件が発生し、屋内退避命令が出されています」 14日未明、アメリカ中西部、ミネソタ州の民主党に所属する州議会議員の自宅でホートマン議員と夫が撃たれて死亡しました。その前には、別の州議会議員の自宅も襲われ、ホフマン議員と妻が重体です。警察は、容疑者として57歳の男の行方を追っています。 男の車からは、撃たれた2人を含む議員や、中絶の権利を擁護する活動家らが載った「殺害リスト」のほか、この日、全米で行われた反トランプデモに関するチラシも見つかりました。 (ミネソタ州
 ウォルズ知事)「ホートマン州下院議員とその夫がけさ早く銃殺されました。政治的動機による暗殺とみられます」 トランプ大統領はSNSで「このような恐ろしい暴力はアメリカでは許されない」と非難しています。 6月15日『有働Times』より (C)
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