アメリカで性的人身売買などの罪で起訴され、その後、自殺したエプスタイン氏の疑惑に関連し、クリントン元大統領夫妻に証言を命じる召喚状が送られました。
　AP通信によりますと、政府の不正などを監督する下院・監視委員会は5日、少女の性的人身売買などの罪で起訴され、その後、拘留中に自殺した大富豪・エプスタイン氏の調査の一環としてクリントン元大統領やヒラリー元国務長官らに証言を命じる召喚状を送ったということです。
　エプスタイン氏を巡っては、事件の関連資料「エプスタイン文書」にトランプ大統領の名前があったことをトランプ氏本人が報告されていたと報じられ、ホワイトハウスがこれを「フェイクニュース」と否定していました。
　クリントン元大統領らの証言により、トランプ氏とエプスタイン氏とのつながりを解明する狙いがあるとみられています。
　エプスタイン氏はクリントン元大統領やトランプ大統領はじめ、政財界の多くの著名人と交流があったと言われています。