岸田前総理襲撃事件 控訴審始まる 被告は黙秘
社会|
08/06 05:57
岸田前総理大臣に爆発物を投げ込んだとして殺人未遂などの罪で懲役10年を言い渡されている男の控訴審が大阪高裁で始まりました。
木村隆二被告(26)は2023年4月、和歌山市で衆議院選挙の応援演説に訪れていた岸田文雄前総理大臣に手製の爆発物を投げ込んだなどとし、殺人未遂など5つの罪に問われています。
和歌山地裁は「基本的な仕組みも理解していて、人を死亡させる可能性が高いことは常識的に考えて分かる」として懲役10年を言い渡し、木村被告が控訴していました。
5日の控訴審の初公判で、木村被告は名前などを聞かれても黙秘しました。
弁護人は「事実認定を誤っている」と主張し、検察は控訴の棄却を求めて即日、結審しました。
判決は来月25日に言い渡されます。